iPhoneでwf-1000xm4を使うときにも音質優先にしたほうがいい件

背景

Sonyのwf-1000xm4を1年ほど使っていますが、昨日いろいろいじっていてなんだか音がイマイチだなと感じるようになりました。イヤーピースを変えたせいかとも思ったのですが、結果的に音質優先モードになっていなかったのが原因だとわかりました。

iPhoneはLDACに対応していないため、AACで接続する分には接続優先にしておいても一緒という勘違いをしていたのですが、現時点では、音質優先にすべきという認識に至ったので、その理由をまとめてみます。

もしかしたらバージョンアップなどで状況が変わったかもしれないので、あくまで現時点(2022年9月)の認識です。

経緯

当たり前といえばそうなのですが、音質を優先したいときには接続優先モードではなく、音質優先モードにすべきです。公式サイトにも記載があります。

helpguide.sony.net

では、なぜ冒頭のような勘違いに至ったかというと、LDACで接続するためには、イヤホンを音質優先モードにする必要があり、接続優先モードではAACになるという記載をどこかのサイトで見たからです。接続優先モードではSBCになるという記載も見かけたのですが、HeadphoneConnectで見る限り、接続優先モードでもAACになっています。

であれば、接続優先モードで十分という理屈に納得がいっていたのです。ただ、しばらくAndroidでLDACを試すために音質優先モードにしたまま聴いていたのを、接続優先モードに変えてみたところ明らかに音の輪郭が物足りなくなりました。で、音質優先モードに切り替えたわけです。

原因

では、なぜ同じAACなのに音質が違うのか?答えはおそらく下記のサイトでびゃらま氏が検証されている通りだと思います。

byara.net

つまり、伝送のコーデックが同じAACでも音質優先と接続優先でビットレートが異なるということです。びゃらま氏はSBCで検証されていますが、AACでも同じことが起こっていると推定できます。

経験上も、音質優先にしていたときには時々駅で音が途切れることがあったので、おそらくそういうことなんだと思います。

結論

iPhoneでwf-1000xm4を使うときにも音質優先モードにしたほうが音質がいい。なんか、当たり前すぎて書くとちょっと恥ずかしいですね。